倉吉せきがね里見まつり
里見安房守忠義公は、幕府内の権力闘争に巻き込まれ、安房国(現在の千葉県南部)から伯耆国倉吉への国替えを命ぜられ、里見家再興を願いながら、堀村(現在の倉吉市関金町堀)で29歳という若さで亡くなりました。領民から慕われた忠義公と、忠義公を追って殉死した「八賢士」と呼ばれる8人の忠臣の物語は、曲亭馬琴が書いた長編小説「南総里見八犬伝」のモデルになったと言われています。忠義公が最期の時を過ごした倉吉では、忠義公と八賢士を偲び、様々な催しを開催しています。
里見忠義公の菩提寺である大岳院から白壁土蔵群をなどを練り歩く「里見時代行列」や関金地区でのステージイベントを開催。里見家にまつわる演目等を披露しています。
せきがね里見まつりは、昭和61年に第1回を開催し、里見忠義公とその家臣達を慰めるため「八賢士太鼓」が打ち鳴らされたのがはじまりです。
さらにこのまつりの内容を充実させようと、江戸時代の作家、曲亭(滝沢)馬琴の名作と言われる「南総里見八犬伝」をモチーフとした「里見八犬士堀村館勢揃いの場」の台本が、(故)石田紀人氏の執筆により誕生しました。
この台本を用いて昭和63年開催の第3回せきがね里見まつりに山守小学校の6年生が演じる関金子供歌舞伎が登場し、現在に至っています。
NHK大河ドラマ化への動き
平成26年(2014年)に、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」刊行200年、里見氏終焉400年を迎え、NHK大河ドラマ化を推進する動きが高まっています。
里見氏の大河ドラマ化を推進する実行委員会のサイトはこちらから
http://satomishi.com
堀村の空 -里見忠義哀歌-
「里見氏大河ドラマ化」に協力いただいている小説家の夢酔藤山さんが執筆された、「堀村の空 -里見忠義哀歌-」を紹介します。
幕府内の権力闘争に巻き込まれ、安房国(現在の千葉県南部)から伯耆国倉吉への国替えを命ぜられ、里見家再興を願いながら、堀村(現在の倉吉市関金町堀)で29歳という若さで亡くなった里見安房守忠義公の半生が描かれています。